9歳で失明、18歳で聴力も失った東大教授「福島智さん」の新刊「ぼくの命は言葉とともにある」

2015年5月30日

ナミねぇの尊敬する友人の1人である「福島 智さん」から
ご著書(新刊)「ぼくの命は言葉とともにある」をプレゼントしていただきました。

ご著書(新刊)「ぼくの命は言葉とともにある」

福島さんとの出会いは20年近く前。
お互いに神戸生まれということもあって、関西ノリで会話が弾み
「福ちゃん・ナミねぇ漫才コンビ結成しよ!」と言い合うようになりました。

9歳で失明し、18歳で聴力を失い
「見えず、聞こえない」いわゆる盲聾者である福ちゃんとナミねぇの「会話」は
対面の時は「指点字通訳者」の通訳を介して、離れてる時は「メールです。

「指点字」というのは、福ちゃんのお母さんが考案され、
今では、全ての盲聾者のコミュニケーション手段となっている通訳の手法です。
通訳者が、両手の指6本を使って、盲聾者の手の甲に「点字の配列を打つ」ことで
相手の話が、盲聾者に伝わるというものです。
指点字で話しかけられた内容に対して、福ちゃんは「声で」返事をし、会話を行います。

メールの場合は、ナミねぇが送ったメールを福ちゃんが点字で読み
レスポンスを下さるという形でコミュニケーションします。

見えず、聞こえないという生活がどのようなものか
とてもナミねぇの貧弱な想像力では実感ができないんやけど
想像を遙かに超える「孤独との闘い」の日々ではないかと思います。

それでもこの著書の中で福ちゃんは
「私は自殺をかんがえたことはありませんが、いつの日か自殺をする可能性がるだろうか?
と、自らに問いかけたことがあります。その結果、それはないだろうという結論にいたりました。」
と、書かれています。

それは、自ら望んでいないのに、いえもっともっと生きていたいと思っているのに
災害や病や事故や事件で命を落とす人が居ることを思うと
与えられた命を生きるのが自分の使命やと、自分で決めたから・・・

私は福ちゃんの足元にも及ばない経験しかないけど
「娘マキと、楽しく暮らすぞ!」と決めた自分の想いと、福ちゃんの使命がリンクするような気がしています。

福ちゃんは2008年より、卒業校である東大の教授として活躍されながら、
世界の盲聾者のリーダーとして走り回る日々を送っておられます。
米国TIME誌が選んだ「アジアの英雄」でもあります。

勉強嫌いで、まともに学校に行かなかった(中卒の)ナミねぇからすると
信じられへんような勉強家の福ちゃんやけど
その福ちゃんの「凄さと優しさ」に溢れたこの著書
「ぼくの命は言葉とともにある」を、1人でも多くの方に読んでいただきたく
ここにご紹介する次第です。

著書の詳細は、下記の通りです。
タイトル:ぼくの命は言葉とともにある
著者:福島 智
出版社:致知出版社
定価:本体1,600円+税
致知出版社 購入サイト
 http://online.chichi.co.jp/item/1072.html
帯の言葉:(福ちゃんが愛読するハードボイルド作家 北方謙三さんより)
福島先生の言葉は、鼓動である。

ぜひ読んで下さい!!!!!

<by ナミねぇ>

ご著書(新刊)「ぼくの命は言葉とともにある」

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