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先日、その事件は起こった。 作者の夫がいつものようにジムにいくために バスにのっていた時のこと、 一人のよっぱらい男が、運転手にからみはじめた。
「こら!おそいぞ!バス! もっとスピードをあげろ!」 「もう、次の停留所には止まらないで行けー!」 あげくに運転手の頭をぽかぽか叩き始めた。 そばの若者は見て見ぬふり・・・
これに夫は怒った。「このままではジムに遅れてしまう!」
「こら!おまえ!もう、おりんかい!」 あばれる男をつかんで取り押さえ
「運転手さん、もう、この男おろしましょか? ドア開けてください。」
「は、はい!」
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必死で抵抗するあばれ男を 車外に放り出した夫だった。
ーして、その心は 「おまえのせいでジムに遅れたらどないするんじゃー!」