闇から光へ  1p

・・





街は幸せに満ちた顔をみせている。
家々の窓は明かりが点り煙突からは
夕餉の仕度の煙がたなびく。

人々のざわめきと子供たちのくすくす笑いが
通りのそこここから聞こえる。

いつの時代も星の数ほどの家庭があり人々がいる。
本当にそこに幸せがあるのだろうか?

物事には必ず 正邪二面がある。
家庭は憩いの場であり愛の泉、そして命を育む場所である。

同様にそこは戦場。
憎しみが渦巻き、 命が削り取られる場所である。

絵の部屋に戻る

「闇から光へ」表紙へ戻る